落石防護補強土壁 落石 防護工 その他
ロックジオバンク工法は、道路際もしくは斜面上にジオグリッドを用いた補強土壁を構築し、落石から保全対象物を防護する落石防護補強土壁です。
最大4500kJの落石エネルギーに対応した最強の落石防護補強土壁です。
ジオグリッドを用いた補強土壁により、最大4500kJの落石エネルギーに対応できます。
ジオグリッドを用いた補強土壁を構築し、落石衝突面にポリエチレン製樹脂の立体ハニカム構で配置されるジオセルを緩衝体として組合わせることで、最大4500kJの落石エネルギーに対応します。
イメージ
補強土体を構築するジオグリッドは補強材RSGB(GEO-RSGB)と補強材TX(GEO-RSGBTX)の2種類を交互に敷設している。補強材TXの強度は、これまでの1方向ではなく、多方向の強度が同一となるジオグリッドであり、層厚管理、全体補強材の安定に加え、落石衝撃荷重の分散効果にも期待できる。
設置位置
RGB工法には落石エネルギーに応じて3タイプあり、補強土体のみの構造(TYPE-Ⅰ)で落石エネルギー1,400kJまで対応可能。
RGB-TYPE-Ⅰ
~1,400kJ
RGB-TYPE-Ⅱ
1,400kJ<E≦2,700kJ
RGB-TYPE-Ⅲ
2,700kJ<E≦4,500kJ
緩衝材(RGB-TW)
高密度ポリエチレン製樹脂の立体ハニカム構造のジオセル
補強材(GEO-RSGBTX)
多方向の強度が同一となる補強材
実斜面の高さ37.0m、平均勾配40°の斜面法尻に実規模のRGB供試体(H=4.2m,L=12.0m)を2箇所設置し、最大17.1tの重錘を衝突させた実規模実証実験により、落石防護性能を確認した。
実験・データ解析は、国立大学法人 金沢大学との共同研究により実施した。
実験は、所定のエネルギーに応じて重錘を変え、各TYPEに対して実施(合計9回)した。
島根県松江市美保関町福浦(TYPE-Ⅰ)
三重県尾鷲市新鹿町奥(TYPE-Ⅰ)
北海道斜里郡斜里町ウトロ西(TYPE-Ⅱ)
大分県佐伯市蒲江大字畑野浦(TYPE-Ⅲ)