製品情報

新型・片持ち式鋼製洞門

キャンティ スノーシェッド

Canti Snow Shed

製品概要

主桁と山側下部工を一体化した眺望性に優れる片持ち式鋼製スノーシェッド

谷側の眺望を全面的に確保

片持ち構造の採用により谷側に大きな眺望空間を創出し、インバウンド観光の増加を踏まえた良好な道路の景観形成を可能にします。

地山掘削量を大幅低減

山側下部工をもたれ式とすることにより、地山の掘削量を大幅に低減することが可能であり、環境性、施工性に優れた構造です。

谷側基礎の省略による多くのメリット

谷側基礎が不要となるため、通行規制日数の短縮化が可能となります。また、スノーシェッドの施工が難しい谷側地盤条件の悪い箇所での施工も可能となります。

凍結防止剤による塩害を回避

凍結防止剤散布路線において問題となる、支柱の塩害が解消されます。

スノーシェッド比較表

Snow Shed Comparision Table

スノーシェッドの比較選定

名称 キャンティスノーシェッド RTスノーシェッド 逆L式PC洞門(標準タイプ)
構造
構造概要 鋼製の主桁と山側下部構造を一体化した片持ち式スノーシェッド
主梁間隔 3.0m(標準)
鋼製の主桁と柱を剛結した逆L構造であり、構造の大型化、簡素化を図った新型スノーシェッド
支柱間隔 5.0m(最大)
プレストレストコンクリート製の
主梁と柱を剛結した逆L2ヒンジ構造
支柱間隔 2.5m(最大)
特徴 ・谷側基礎を不要化したことにより、谷側地盤条件の悪いところでも施工が可能
・谷側の眺望を全面的に確保出来る
・凍結防止剤による塩害の影響が無い
・従来の鋼製スノーシェッド(標準支柱間隔3.0m)に比べ、支柱間隔を拡大出来る
・上横構、谷側ブレースの省略化
・一般的な構造
施工性 ・運搬路が狭隘な場合、部材分割で搬入が可能
・谷側基礎が不要であるため、通行規制日数を短期化出来る
・運搬路が狭隘な場合、部材分割で運搬が可能
・支柱間隔が広く、従来型に比べて架設部材数が少ない
・谷側地盤条件によっては、谷側基礎工事の通行規制日数が長期化する
工事比率(目安) 1.15~1.20程度 1.00程度 1.00
評価 ・谷側基礎工に多額な費用がかかる場所で適する
・景勝地での眺望性に優れる
・従来型に比べ、谷側の眺望に優れる ・施工実績が多い
・鋼製に比べ、定期的な塗装が不要