防雪工
新型・逆L式鋼製洞門
R T Snow Shed
構造の大型化、二次部材の省略などの簡素化による
経済性を追求した鋼製スノーシェッド
支柱間隔を従来までの3.0mから5.0mに拡大し、部材の大型化により低コスト化を実現しました。
谷側ブレースと上横構を省略することにより、架設部材数を減少させ、現場施工日数と施工費を低減しました。
谷側支柱に角型鋼管を使用し、ブレースを省略することにより、従来製品に比べて谷側の眺望が大きく改善しました。
スノーシェッドの比較選定
名称 | キャンティスノーシェッド | RTスノーシェッド | 逆L式PC洞門(標準タイプ) |
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構造 | |||
構造概要 | 鋼製の主桁と山側下部構造を一体化した片持ち式スノーシェッド 主梁間隔 3.0m(標準) |
鋼製の主桁と柱を剛結した逆L構造であり、構造の大型化、簡素化を図った新型スノーシェッド 支柱間隔 5.0m(最大) |
プレストレストコンクリート製の 主梁と柱を剛結した逆L2ヒンジ構造 支柱間隔 2.5m(最大) |
特徴 | ・谷側基礎を不要化したことにより、谷側地盤条件の悪いところでも施工が可能 ・谷側の眺望を全面的に確保出来る ・凍結防止剤による塩害の影響が無い |
・従来の鋼製スノーシェッド(標準支柱間隔3.0m)に比べ、支柱間隔を拡大出来る ・上横構、谷側ブレースの省略化 |
・一般的な構造 |
施工性 | ・運搬路が狭隘な場合、部材分割で搬入が可能 ・谷側基礎が不要であるため、通行規制日数を短期化出来る |
・運搬路が狭隘な場合、部材分割で運搬が可能 ・支柱間隔が広く、従来型に比べて架設部材数が少ない |
・谷側地盤条件によっては、谷側基礎工事の通行規制日数が長期化する |
工事比率(目安) | 1.15~1.20程度 | 1.00程度 | 1.00 |
評価 | ・谷側基礎工に多額な費用がかかる場所で適する ・景勝地での眺望性に優れる |
・従来型に比べ、谷側の眺望に優れる | ・施工実績が多い ・鋼製に比べ、定期的な塗装が不要 |